Environment

キャリア入社者によるクロストーク

Cross Talk[上司×部下]
キャリア入社者同士による対談

部下
システムエンジニア部
T.N (以下Tとする)
2023年キャリア入社
経済学部卒

上司
プロジェクトマネージャー部
T.N (以下Nとする)
2001年キャリア入社
工学部卒

Career Path
T.N (以下Tとする)
2021年〜2023年
大学は経営学部だったが、中学の頃からソフトウェアを触ったり、簡易的なプログラムを作ることが好きだったため、システム開発会社に入社。金融機関向けのシステム開発・改修に従事する。
2023年〜
東京ガスiネットに転職し、エネルギー需給ユニットにて、検収・支払い管理システムの維持管理を担当。
T.N (以下Nとする)
1996年〜2000年
大学で画像処理について学んだことがきっかけでSEを目指し、システム開発会社に入社。アプリケーション開発やシステムの基盤構築などを担当。
2001年〜2004年
東京ガスiネットに転職し、外部企業向けのWebシステムの要件定義から導入までを手がける。
2005年〜2009年
都市ガス事業者向けパッケージCITY-IIe開発プロジェクトにおける、基盤チームのリーダーを務める。
2010年〜2020年
ガス検針業務システムなどの維持管理・開発、チームリーダーを担当。また、ガス全面自由化プロジェクトのシステム全体のプロジェクトマネージャーも務める。
2021年〜2023年
生産性向上を目指すソリューションの全社展開を手がける。また、コンサルティング人財を育成するための方針策定、計画立案を行うチームのマネージャーを担当。
2023年〜
エネルギートレーディングに関わるシステムの開発・維持管理を行うユニットのサブユニット長を務める。

TALK 01 転職のきっかけと、東京ガスiネットへの入社の決め手は?

前職ではシステム事業会社で働いていたのですが、決められた仕様のとおりにシステムを開発するのが良しとされていることに疑問を感じていました。「本当にこのシステムを作るべきなのか?」といった前提要件が共有されないまま、ただただ手を動かすだけになってしまっている。自分の頭で考え、納得いったものを形にしていくことが好きだった私にとっては、その進め方はかなり歯痒かったですね。ユーザーの生の声を聞き、ユーザーにとって本当に必要なものを提案できる技術者になりたいという想いが年々強くなり、転職を決意しました。

実は私の転職理由もほぼ同じです。銀行向けのシステムを開発する会社に勤めていたのですが、ユーザーとの距離が遠いため、自分が作ったシステムがどう評価されているのか、本当に役立っているのかが見えずやきもきしていました。きちんとユーザーの役に立つシステムをつくるために、案件の上流から携われる企業に入りたい。そう考え、転職活動を始めました。

転職の動機が同じだったなんて初めて知りました。でも、同じような悩みを抱えているエンジニアは多い気がします。ある程度経験を積むと、もっと上流に関わりたいと思うようになるのかもしれません。

そうですね。経験を重ねてスキルが身についていくうちに、技術者としてどうありたいかを考えるようになりました。

その後、どうして東京ガスiネットに入社したのですか?

東京ガスiネットに勤めている友人から、「システムを必要としている数多くのユーザーと関われる」という話を聞いたのが大きな理由ですね。また、人々の生活に必要不可欠なインフラに関わるシステムだからこそ、案件を進める上での厳しさも学べるだろうと思ったのも、理由の一つです。

やっぱり、ユーザーとの距離の近さは魅力的ですよね。私もそこに惹かれて入社を決めました。また、システムを開発して終わりではなく、運用も含めて最後まで責任を持つという姿勢にも胸を打たれました。ユーザーにとって良いものをつくろうとする使命感と、開発者として責任を持つ覚悟。この2つを兼ね備えた組織だったら、モチベーション高く働けるだろうと思いました。

TALK 02 入社して良かったことは?

入社後は、エネルギーのトレーディングに関わるシステムの維持管理や拡充・改善を担当しています。どんなシステムを作るかという仕様の提案から担当させてもらえています。想像以上にユーザーとコミュニケーションをとることが多く、「画面の色味を変えたいです」「法律が変わるから、合わせてシステムの仕様も変えたい」「使いやすくなりました!」など、日々、多種多様な声が寄せられています。システムの仕様を、ユーザーに分かりやすく説明するスキルが身についてきた実感があり、転職前よりぐんと成長している確信があります。

私は、Tさんと同じユニットのサブユニット長を務めており、メンバーや案件のマネジメントを行うのが主な役割です。入社して良かったことは挙げればキリがありませんが、ユーザーの生の声を聞くポジションは「重要な判断を伴い、その責任を負う」ポジションでもあると気づけたことが、特に良かったと思う点ですね。ユーザーの切実な意見を聞いた以上、その期待に応え、活用できるシステムを生み出す必要がある。そのためには、システムを作るか作らないか、どんなシステムにするのか、どんなチーム編成にするのか、どのぐらいの費用がかかるのかなど、一つひとつ責任を持って判断していかなければならないのです。案件の規模が大きいからこそ判断する責任も大きくなっていくのですが、重要な役割を担えていることに、やりがいも感じています。

正直私も、開発者が携われる範囲がここまで広いとは思ってもみませんでした。覚えるべき業界知識も多く、「分からないことだらけだ……」と最初は不安だったのですが、周りの社員たちが気軽に相談に乗ってくれたため、一人で抱え込まずに少しずつ業務に慣れることができました。

分かるなあ。私もものすごくプレッシャーを感じてしまったのですが、チームの皆が食事に誘ってくれたり、仕事終わりに飲みに連れていってくれたりしたおかげで、必要以上のプレッシャーを感じることがなくなりました。今思えば、心のどこかで、「キャリア入社者だから即戦力にならなくては」と気負っていたのかもしれません。しかし東京ガスiネットには、プロパー社員もキャリア入社者も関係なく、誰も孤立させないという風土が根付いている。だからこそ前職と業務の領域が変わっても、スムーズに業務に慣れていくことができたのだと思います。

TALK 03 今後のキャリアビジョンと、求める人材について

今後の目標は、Nさんのようなリーダーになることです。

お世辞ですよね?(笑)

お世辞ではなく、本当にそう思っています。Nさんは、サブユニット長として数多くの案件を担当しているのにもかかわらず、「困っていることない?」「最近調子どう?」などユニット内の皆にいつも声をかけてくれますよね。逆に私から「相談したいことがあって……」と連絡すれば、すぐに面談の機会を設けてくれるため、安心して業務に取り組めています。

たしかに、新しく入ってきたメンバーに対してのケアは特に重視しています。自分自身がキャリア入社者だったため、入社したての頃の不安な気持ちに共感できるというのも大きいかもしれません。

Nさんは私の理想のリーダーであり、自分がどこを目指して成長していくべきかの道筋を示してくれる存在です。Nさんに限らず、上のポジションの社員との距離が近く自分のロールモデルが見つかりやすいという点も、東京ガスiネットの魅力の一つだと思います。

たしかに、ポジション関係なく和気藹々と話せる社風ですよね。その特長に気づけたのは、我々がキャリア入社者だからこそなのかもしれません。私の今後の目標は、どんなにポジションが上がっても、技術獲得への貪欲さを失わないことです。AIを筆頭に技術が急速に進化する今、領域関係なく常に最先端の技術を身につけていける人材が、この業界では生き残っていくのだと思うためです。目の前の業務で使っている技術だけを磨くのではなく、まだ触ったことのない技術にも果敢に挑んでいく。そんな自分でありたいです。

私もまだまだ技術が足りないですし、業界の知識も習得中なので、早く一人前になれるよう努力していきます。ただ、今後入社する方については、技術力よりも新しい視点を期待したいです。技術力は入社した後いくらでも身につけていけますが、私たちのチームにない視点やスキルは外部の方しか持ち得ないと思いますし、東京ガスiネットが今後より成長していくためには、新しい視点が必要不可欠だからです。

Tさんが言ったように、業務知識やシステム開発の技術力よりも、新しい視点を求めています。そこにもう一つ付け加えるならば、「自分が新しいものを作り切るぞ」というマインドを持った方だと嬉しいですね。私たちのユニットは、同時多発的かつ同時進行で案件を進めていくチームなので、最後までやり切る姿勢が特に重宝されます。我こそはという方、ぜひ門戸を叩きに来てください。一緒に働けるのを楽しみにしています。