環境への配慮、新サービスの構築、エネルギー活用拡大を
ITの側面から推進し、お客さま・社会・ビジネスパートナーとともに、
価値を創造し続ける企業を目指しています。

環境に寄与するシステム構築

VPP(Virtual Power Plant:仮想発電所)構築

わが家の電気おすそわけエコプロジェクト

家庭用燃料電池「エネファーム」や蓄電池を導入するお客さまを対象に、2021年夏から東京ガスが参加者を募集開始したお客さま参加型のプロジェクトです。天候などの変動により、電力需給が逼迫した際に、東京ガスが「エネファーム」や蓄電池を遠隔操作することで、各家庭で余剰した電気を「おすそわけ」いただく取り組みです。東京ガスはこのような取り組みを通じて、お客さまと共に安定的かつ効率的な電力システムを構築し、脱炭素社会の実現に貢献します。

EV(Electric Vehicle:電気自動車)普及

EVrest(イーブイレスト)

EVオーナーのお客さまが契約している駐車スペースに専用の充電設備を設置することで、充電のための移動や順番待ちのない、利便性の高い充電環境を実現するシステムです。小型で省スペースのコンセントであることから、平置き駐車場に限らず、スペースの制約でこれまで設置が難しかった機械式駐車場などにおいても導入可能。遠隔制御ユニットやQRコード、スマートフォンアプリを用いることで、認証・計測機能がない充電設備でも、個別の充電実績管理を可能にします。

防災・被災者への支援

超高密度リアルタイム地震防災システム「SUPREME」

SUPREMEは、東京ガス供給エリア内にあるガス整圧器に設置された地震計の情報を活用し、地震発生時に迅速かつ安全に、遠隔でガスの供給を停止することを可能にしたシステムです。地震が発生すると、エリア内に約4,000カ所ある地震計の情報を、地震発生後約3分で集約。あらかじめ登録されている周辺の地形データや、約6万本のボーリングデータと照らし合わせて算出した推測値をもとに、建物倒壊やガス管の破損などが発生する可能性の高い危険な地域を、地震発生後約5分で特定。10分以内には、特定された危険地域のガス供給を、遠隔操作により遮断することを可能にしました。

多言語対応の復旧マイマップ

ガスの供給停止を伴う大規模な地震が発生した際に、東京ガスの供給エリアのお客さまに対して、ガスの供給停止状況や復旧進捗状況を、わかりやすく6色に色分けして地図上でお知らせする仕組みです。旧システムでは、町丁単位までしか表示できなかった区分けを、地番単位にまで拡大。お客さまがお住まいの住所から検索することも可能となり、ガスの供給状況を細かくご確認いただけるようになりました。