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東京ガスの「オーナーズコンサルタント」
事業主体に寄り添うオーケストレーター
- Y.K
- カスタマーエンゲージメント部
- 経営学部 経営学科卒
- 2011年入社
- Career Path
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学生時代 数学が苦手で、高校時代に文系を選択。大学では経営学部経営学科に在籍。車が大好きで、就職活動は自動車メーカーや販売会社を中心にスタート。やがてITを通したものづくりに興味をもつ。 1~4年目 東京ガスの会計・固定資産管理システム担当として、システム運用保守、拡充・改善業務などに携わり、ERP製品に関する基礎知識を身につける。 5~6年目 子会社三社の東京ガスへの吸収合併に伴う会計システム統合プロジェクトのリーダーを担当。 7年目 東京ガスの経費申請システムの維持管理を担当。 8年目 myTOKYOGASを担当する部署に配属。顧客情報を一元管理するシステムの構築プロジェクトに参加。 9~10年目 引き続き顧客情報管理システム構築プロジェクトを推進しつつ、お客さまとの新たなコミュニケーションに向けた基盤整備を業務の主軸とする。 10年目~現在 上記基盤を活用したマーケティング業務の支援を担うチームのリーダーとして、新たな顧客体験の実現に取り組む。
「当たり前」を支えたい
私は車が大好きだったので、就職活動時は、まずは自動車メーカーや販売会社を中心に行っていました。そんな中、ある企業の会社説明会で流れた動画で、「あなたは何のために働きますか?」というメッセージが流れて、はたと考えた。そのときに自分は、「当たり前を支えられる人間になりたい」と思ったのです。
その後、就活サイトを見ていたら、東京ガスiネットのバナーに「当たり前」という言葉が掲載されていて。すごくタイムリーで、自分の気持ちに刺さったのです。「当たり前を支える」といえばインフラ事業だよな、という考えもあって志望しました。電力会社や鉄道会社などへも応募しましたが、決め手になったのは会社の雰囲気。当時の人事、採用担当の方たちを見て、東京ガスiネットに決めました。
IT分野なら文系の自分でも、直接ものづくりに携われると思ったことも大きなポイントでした。実際にプロダクトをつくり出すとなると、どうしても理系のバックグラウンドをもっていないと難しい面がある。でも、学生時代にIT関連のアルバイトをしていた経験もあり、ITを活用すれば文系の私でも、自分の手でものづくりができると考えたのです。
転機となった8年目の異動
最初の配属先では、東京ガス社内の会計システムの維持管理に携わりました。ひと口に会計システムといっても、関連する周辺システムが数十あり、そこから日々連携されてくるデータが取り込まれる巨大システム。日中に業務担当が入力したデータが夜のうちに問題なく処理されて、翌日のスムーズな業務につながるという、それこそ当たり前を支える大切さと大変さを身をもって学びました。
入社5年目には、東京ガスの子会社だったローカルガス会社三社の吸収合併に伴う、会計システム統合プロジェクトが発足し、リーダーを務めることになりました。それまでは、問い合わせ対応など、現行システムの安定稼働がミッションでしたが、このときは明確な目的と期日が設定されたプロジェクトの推進業務。培った知識を活かせる領域で、異なるミッションを持って取り組むことになりました。
さらに大きな転機となったのが、2018年。現在も所属するmyTOKYOGASを担当する部署への異動でした。2016年のエネルギー自由化を受け、顧客のデータを一元管理し、サービスの向上、ひいては今後のマーケティングにつなげていくことがミッションです。東京ガスのお客さまに向けて、新たな当たり前を考え、実行していく。それまでは当たり前を支える側でしたが、新しい当たり前を創る側となり、頭の使い方が180度変わりましたね。
自由化による、顧客サービスの変化
それまでの東京ガスのデータ管理というのは、ある場所にエネルギーを供給することに特化した仕組みでした。自由化による競争激化を見据え、お客さまに東京ガスを選び続けて頂くためには、今まで以上にお客さまと向き合い、お客さまごとに最適なご提案が必要です。
そこで重要なのは、データからお客さまを深く理解すること。そのための新たな仕組みが必要でした。いつお引っ越しされ、調子の悪い給湯器についてライフバルにご相談いただき、その後、いつ修理が完了したのかというように、お客さま個人にあらゆるデータを紐付けた管理が求められてくる。そういった顧客データを管理する社内システム構築プロジェクトに要件定義から携わりました。外部のコンサルティング会社も巻き込んでの一大プロジェクトに、異動直後から参加したんです。
我々東京ガスiネットは、東京ガスの「オーナーズコンサル」という立ち位置でこのプロジェクトに参画しました。単にITパートを請け負ってシステム開発をするものではなく、オーナーである東京ガスの立場に立ち、目的や目標を理解・共有しつつ、外部コンサルへの提言を行うというスタンス。つまりは、事業主とシステム開発者、両方の立場を踏まえることが求められるんです。非常に難しくはありますが、プロジェクトの上流から下流まですべてを担えるというのは、東京ガスiネットならではの醍醐味だと思います。
夢は、「オーケストレーター」
データというのは、管理して終わりではない。それをいかに活用していくかが今後の課題です。一人ひとりのお客さまに、どんなタイミングで、どんな方法でコミュニケーションをとっていくのか。そういったマーケティング戦略につなげていくことで、東京ガスの売上をも左右する可能性のある重要な任務を、東京ガスiネットは担おうとしています。
マーケティング、コンサルティングを専門としている会社はたくさんあります。でも、1,200万件を超える顧客を抱えるスケールの事業主体に寄り添って、多角的な視点から経営にも関わるような提案ができるというのは、東京ガスiネットならではの魅力です。私自身、「オーケストレーターになりたい」という夢がある。さまざまなプロフェッショナルの力を借りつつ、オーケストラの指揮者のようにプロジェクトを大きな目的に向かって推進していくリーダーになる。それが当面の目標ですね。